突然ですが、あなたは“お盆”と聞いて何を想像しますか?
“お墓参り”、“迎え火・送り火”、“お盆のお小遣い”…。
現代社会は忙しすぎて、お盆について学ぶ機会は少ないかもしれません。
この記事では、特に悩む人の多いお盆のお供え物について解説します。
出来るなら、心を込めてご先祖をお迎えするきっかけになれば嬉しいです。
目次
お盆のお供え物におすすめは?具体的に何が良い?
ご先祖様、というと少し表現が固いかもしれません。
わかりやすく例えると、お盆に帰ってくるのは小さい頃大好きだった
おばあ様やおじい様たち。
だから、久しぶりに帰ってきた人を、労い、もてなす気持ちで
お供え物を選んでください。
我が家の祖父はぼた餅が好きだったので、お供えの中には必ず入っています。
その他、旬のフルーツや、日持ちのするお菓子も世間一般の定番ですね。
線香をつけ、お花を供えて。
きゅうりの馬に乗って、急いで帰ってきてくれたご先祖を
精一杯おもてなししてください。
お盆のお供えマナーとは!?お供えの決まり事6選!
とはいえ、お盆には多くの親族が集まりますから、最低限マナーを知らないと
大きな失敗をしてしまい、立場が悪くなってしまうかもしれません。
ここでは、お供えの決まり事6選をご紹介します。
不安な時に見直してみてください。
1. お供え物として品物を用意するときは、 “掛け紙”を使用
表書きには「御供養」と記載します。
むき出しで持っていくのはやめましょう。
掛け紙の水切りは、黒白か双銀の結び切りを使うところが多いです。
ただし、黄色の結び切りを使うこともありますので、地域独自のやり方
についてはあらかじめ確認しておく必要があります。
2. 予算は大体3000円から5000円前後
お金を包む際も同額を目安にしてください。
高ければいいものではないことに注意しましょう。
3. お供えものをすぐに食べられる状態にしておかないのは失礼にあたる
例)果物:皮をむき、フォークなどを添えましょう。
お菓子:個包装の状態でお供えします。
その他、腐りやすいもの:一度お供えした後、お下げします。
4. お寺にお供え物を持っていくときは、日持ちのするものを
先ほど『ぼた餅をお供えしている』と書きましたが、我が家ではお盆を
自宅で迎えています。
自宅で迎える場合には、日持ちしないものでもマナー違反ではないのでご安心ください。
5. お花は、なるべく花びらのある蓮を供えるのが無難
後は、生前のご先祖様が好きだったお花を供えることも増えてきました。
しかし、とげがあったり、つるを巻く花は避けましょう。
6. 必ずお水を供える
水道水でも構わないので、新鮮なものにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
決まりごとが多くてうんざりするかもしれません。
中には「死んだ人はもうここにはいない」という意見を持っている人もいます。
すこし脱線してしまいますが、ここで私の友人の話をさせてください。
彼女は先日おばあさんを亡くしてから、はじめてのお盆を迎えました。
何となくさみしく、部屋に一人でいた時。彼女は窓に映るおばあさんの姿を
見たそうです。
しばらく、あたりを行ったり来たりして。
すぅ、と消えられたそうです…。
彼女は『全然怖くなかった。懐かしかった』と言っていました。
これが、現実か錯覚かはわかりません。
でも、どうせお盆を迎えるならご先祖様が本当に帰ってきてくれる、
と考えて、礼を尽くしてみませんか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
家族みんなで、穏やかにお盆をお迎えください。