みなさんは、仮面夫婦という言葉をご存じでしょうか?
ドラマ等でよく聞かれますよね。
実は、仮面夫婦は現実にも沢山います。
そして、仮面夫婦予備軍といえる状態のカップルも多いのです。
ここでは仮面夫婦についてご紹介します。
なぜ仮面夫婦になってしまうのでしょうか?
仮面夫婦は無関心から始まります。
気が付けば相手に対して興味がなくなり、会話をするのも面倒くさい。
用事も最低限で済ませたいという状態になります。
こんな状態の夫婦が、仮面夫婦の特徴です。
目次
仮面夫婦の原因
原因その1 価値観が合わない
配偶者との価値観があわないと感じ、徐々にすれ違いが生じます。
たとえば・・・家事の分担でいつも揉めてしまう。
どちらかが育児に協力的ではない。等
違う人間同士なので、不満や不平がないまま暮らすのは難しいです。
しかし何かあればお互いが向き合い、話し合うことで
意志の疎通をするのが夫婦です。
話さない、気持ちを打ち明けないことで、お互いを理解する
機会を失ってしまいます。
原因その2 浮気や不倫
どちらかが、浮気や不倫をしてしまうことも原因の一つです。
はっきりしなくても、怪しいと相手に対する不信感が芽生えてしまうと、
心を開いて接することが難しくなります。
相手への信頼は戻らないまま「もういいや。」で済ませてしまうと
仮面をかぶって相手と接するようになります。
また、自分の方が他の異性に目を向けてしまい配偶者のことを
気にかけなくなると、仮面夫婦の始まりです。
原因その3 離婚が難しい
本当は一緒にいるのが、とても苦痛といった状態になっても
離婚が出来ずに我慢して、暮らしていくため仮面夫婦になるケースもあります。
仮面夫婦の特徴と割合!?形だけの夫婦は身近にいっぱいいる!?
ただ夫婦を演じているだけの仮面夫婦の割合を調べてみました。
割合としては、3組に2組のカップルは仮面夫婦と答えています。
中には何十年も、仮面夫婦として生活している人が多いのです。
仮面夫婦って結構いるのですね。
実際の離婚率は3組に1組です。
ちょうど半分のカップルは離婚を踏みとどまっている状態です。
仮面夫婦の老後!?離婚を選ばない理由はどこにある?
仮面夫婦の老後って、考えたことありますか?
子供が自立するまで仮面夫婦として生活を送っていても、
子供の自立を機に、別々の道を歩むことはよくあるケースです。
これが、今よく耳にする熟年離婚です。
熟年離婚は、仮面夫婦の終わりでもあります。
そのまま離婚をしない場合、夫婦2人での老後を過ごすことになります。
互いに年を取り、身体も弱っているのに
相手への興味がないとなると、老後はとても不安になります。
やはり仮面夫婦の行く末は、色々な不安が付きまとうので
若いうちから、それなりの覚悟と対策を決めていくことが必要です。
親の不仲に意外と気づいている・・・子供たち
離婚できない理由として、子供の影響が大きくあります。
離婚は夫婦の問題なので、正解、不正解はありません。
しかし、仮面夫婦を続けるリスクとして子供への影響があります。
仮面夫婦は、一見外から見れば普通の夫婦ですが
家庭内ではそうではありません。
目をあわせなかったり、会話がなかったりします。
子供は、すぐ異様な雰囲気を感じ取ります。
小さな子供はもちろん理由までわかりません。
その時の子供はこう考えるのです。
「親が機嫌悪いのは僕のせいかもしれない。」
「僕が機嫌を取らなきゃいけない。」
いつも自分を殺し、無理をしていい子を演じようとしてしまいます。
不登校になったり、引きこもりになったりします。
特に中学生くらいの多感な時期には、気をつけましょう。
まとめ
夫婦の形には、色々とあると思います。
他人がとやかく言うことではありません。
しかし、子供がいるから離婚できないと思って仮面夫婦を送っていても
その子供は感じ取り、そしてわかる日が来ます。
親が子供のことをわかるように、子供も親のことをよくわかっています。
仮面夫婦にならないよう、会話をすることや、時々2人で出かける機会を
作るのも良いと思います。