牡蠣であたると何日後までが潜伏期間!?あたるとうつる?どんな症状?

スポンサーリンク
スポンサードリンク

私は牡蠣が大好きです。

冬の牡蠣のシーズンになると、生牡蠣をスーパーで買ってきて、白ワインを

飲みながらつるんと食べる時に幸せを感じます。

冬の牡蠣フライや牡蠣鍋もおいいしいのですが、夏の岩牡蠣も欠かせません。

私は毎年思う存分牡蠣を楽しんでいるのですが、私の妹は牡蠣を絶対に食べません。

その理由は、牡蠣にあたるのが怖いからだそうです。

昔は牡蠣が大好きで、特にカキフライが大好物だった妹ですが、

親友が牡蠣にあたって苦しんでいる姿を目の当たりにしてから

食べるのが怖くなったと言っています。

牡蠣にあたると、どのような症状が起きるのでしょうか?

また、食べて何日してから症状が出始めるのでしょうか?

今回は、牡蠣にあたった場合のさまざまな疑問についてご紹介します。

目次

牡蠣であたるとうつる恐れも?二次被害を防ぐ対処法とは?

 

昔から「牡蠣にあたる」と言いますが、原因は一つではありません。

牡蠣にあたる原因

  • ノロウイルス
  • 貝毒
  • 腸炎ビブリオ
  • アレルギー

牡蠣を食べると毎回症状を起こす場合は、アレルギーが考えられますが、

他の3つの原因ではノロウイルスが一番多い原因です。

そしてそれぞれの原因によって、症状が現れる時間や出てくる症状は違います。

そして症状が現れるまでの期間を、「潜伏期間」と言います。

現れる症状と潜伏期間

1. ノロウイルス場合、潜伏期間は24~48時間です。

冬になるとよく効くノロウイルスですが、牡蠣から感染する事もあります。

吐き気・嘔吐・腹痛・下痢が主な症状ですが、腹痛と下痢だけの人もいます。

2. 貝毒の場合は数時間から3日程度など、潜伏期間は様々です。

貝毒は牡蠣が食べたプランクトンの中に有毒なものがいた場合、牡蠣の中に

保存されていた毒が人間の腸の中に入ると中毒にかかります。

下痢嘔吐などの胃腸症状が起こる場合もあれば、神経を麻痺させて

重傷を負わせる毒もあります。

3. 腸炎ビブリオでは8~24時間が潜伏期間で、下痢嘔吐などの消化器症状の他に

発熱も伴います。

スポンサードリンク

4. 牡蠣アレルギーの症状は、下痢嘔吐など他の原因と似ている事もありますが、

発症までの潜伏期間が、1~2時間と短いことが特徴です。

また遅延型の場合は、症状の出現までに数日かかる事もありますが、他の原因との

違いは食べると毎回症状を起こす事です。

アレルギーなので、重症の場合は下痢嘔吐だけでは終わらず、アナフィラキシーショック

起こす事もあります。

このように牡蠣にあたる原因は様々ありますが、しかし牡蠣にあたった人の8割以上が

ノロウイルス感染と言われています。

原因がアレルギーの場合は、感染する病気ではありません。

そして貝毒や腸炎ビブリオも、人から人への感染はありません。

しかし、ノロウイルスが原因であれば感染力がともて強いので、感染した人の排泄物からウイルスが飛び出して別の人にもうつります。

牡蠣にあたった人が家族にいたら、二次感染を防ぐ手段を取りましょう。

二次感染を防ぐ方法

  • 料理前や食事前などこまめに石鹸で手洗いをする
  • 吐物は素手で触らない
  • 嘔吐物や排泄物がついたタオルなどはビニール袋に入れて密封してから捨てる
  • 感染した人の衣類は塩素系の漂白剤で消毒してから洗濯する
  • トイレのドアノブや洗面所の水道も塩素系の漂白剤で消毒する

牡蠣があたるのは加熱しないから?生食以外なら大丈夫?

牡蠣にあたる原因や、二次感染への対処方法を紹介しましたが、一番の目的は

「牡蠣にあたらない」事です。

牡蠣は加熱しないで食べると、菌やウイルスが生きたまま残るのであたるのかも

しれません。

それなら、高温で調理するフライや鍋ならあたる心配はありません。

しかし牡蠣フライでもあたったことがあると言うのを聞いたことがあります。

牡蠣にあたる原因になるノロウイルスや腸炎ビブリオ菌は、牡蠣の内臓に

蓄積されています。

そしてこの二つは熱に弱いため、加熱処理をしたら死滅させることができます。

しかし牡蠣フライや牡蠣鍋を美味しく食べるために、表面だけ加熱させて中は

ミルキーなまま食べる事はありませんか?

それでは牡蠣の真ん中にある内臓は、十分加熱されていません。

ノロウイルスは、85℃以上の温度で1分以上加熱すると死滅すると言われています。

したがって、それより低い温度では、何分間加熱しても死滅しません。

牡蠣フライを作る時に、衣が茶色くなってから、さらに170以上の油で1分揚げると

中心部の温度が、85℃以上を保つと言われています。

牡蠣鍋も同じように、牡蠣を入れたら沸騰させて、1分以上加熱したら

真ん中までしっかり熱を通す事ができます。

まとめ

牡蠣にあたるのは、ウイルスや菌の感染が主な原因でした。

ノロウイルスは、冬に流行しますが夏の牡蠣には、ほとんど付着しないといわれています。

牡蠣が原因のアレルギーでは症状がすぐに出てきますが、あたった時は8時間以上たってから下痢などの症状が起こります。

牡蠣であたるのが心配な場合は、やはり十分加熱したうえで美味しくいただくのが安心です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。