日焼けをすると、真っ黒になる人と真っ赤になる人がいます。
私は真っ赤になりますが、私の父は真っ黒になります。
子供の時に海水浴に連れて行ってもらった時、同じ時間同じ場所で遊んでいるのに
日焼けした皮膚の色がそれぞれ違う事がとても不思議でした。
そして大人になった今は、夏にうっかり日焼けをする事があり、これをなかったことに
する方法があればいいのにと後悔することがあります。
ここで今回は、日焼けを早く戻す方法や、日焼けをなかった事にする方法を調べました。
目次
日焼けで黒くなるのを戻す方法!ターンオーバーを早める秘策!?
屋外で太陽の光を浴びると、紫外線を皮膚に浴びます。
紫外線は皮膚にダメージを与えるので、浴びすぎると皮膚の病気の原因になる
有害なものです。
この紫外線から皮膚を守るのがメラニンで、たくさんの紫外線を浴びると
それを皮膚の奥まで通さないためにメラニンが皮膚表面に沈着します。
この時、紫外線の量がメラニンの防御能力を超えた時に、肌が黒くなったり
赤くなったりします。
これが「日焼け」です。
日焼けによる皮膚の色の変化は、紫外線に当たって早ければ2時間後くらいから
始まります。
急に焼くと皮膚が赤くなって痛みを伴う、「サンバーン」と言う火傷のような現象を
起こします。
これは紫外線が皮膚細胞内の毛細血管に炎症を起こすので、皮膚は赤くなり水ぶくれが
できます。
紫外線を浴びてから24時間経過すると色素沈着が進んだ「サンタン」の状態になります。
紫外線のUV-Aの刺激で、メラニン色素を生成する細胞(メラノサイト)に働きかけて
メラニン色素を増やすので皮膚が茶色や黒に変化します。
メラニンを作るメラノサイトの量には個人差があり、メラノサイトが多い人は日焼けで
すぐに黒くなりやすく少ない人は火傷のように赤くなります。
日焼けで皮膚が黒くなるのは、メラニン色素が皮膚の表面に沈着することが原因です。
皮膚は一定のサイクルでターンオーバーを繰り返しているので、メラニンをたくさん
含んだ角質はいずれ剥がれ落ちます。
したがって、時間が経てば皮膚の色は元の白い色に戻ります。
もしも真っ黒に焼けた肌を何とか早く戻したいと思う時、ターンオーバーのサイクルを
早めると皮膚の色が早く元に戻ります。
通常の周期は28日ですが、年齢が増すとサイクルが遅くなる傾向があります。
そして、生活習慣の乱れやストレス・紫外線の影響などでも、ターンオーバーは乱れます。
サイクルが早すぎても、正常な皮膚状態にはなりませんが、遅れたサイクルを元に戻すと
日焼けの色も早く戻ります。
ターンオーバーのサイクルを正常に戻す方法
- 規則正しくリズムが整った生活習慣に戻す
- 質の良い睡眠を取る
- バランスの良い食生活で、皮膚の生成に必要な栄養素を取り入れる
- 肌の保湿
- 紫外線の刺激から肌を守る
日焼け黒くならない方法!?早期対策で解決のおすすめ3選!?
日焼けによる皮膚の色の変化は、早ければ約1時間で始まります。
本当は日焼けするつもりじゃなかったのに、うっかり紫外線に当たりすぎてしまった
ような事はありませんか?
そういう時、赤くなった皮膚を見て「この日焼けをなかったことにしたい」と思います。
この場合は、紫外線を浴びてからの72時間以内に正しいケアをすると、肌へのダメージを
減らして日焼けを防ぐ事ができます。
皮膚にメラニン色素が定着する、72時間以内に日焼けのケアをします。
黒くならないための72時間のケアのポイント
- 冷やす
- 保湿
- 水分補給
日に当たった肌が赤くなり火照っている時は、軽い日焼けのような状態です。
これを放置するとダメージが増えメラニン色素が増えます。
できるだけ早めに冷たいシャワーを浴びて冷やします。
赤くなった皮膚を氷水で絞ったタオルで冷やし、保冷用の皮膚専用ジェルで冷やすのも
効果的です。
そして火傷の状態の皮膚は水分が奪われています。
乾燥した皮膚はターンオーバーが乱れて、バリア機能も弱くなります。
火照りを捕った皮膚に保湿化粧水をたっぷり馴染ませてから、保湿クリームで水分の
蒸発を防ぎます。
そして皮膚のケアだけではなく、体全体の水分補給も必要です。
脱水や水分不足では皮膚の細胞の隅々まで水分が届きません。
水やスポーツドリンクで、しっかり水分補給をします。
まとめ
日焼けで肌の色が黒くなるのは、紫外線を多量に浴びてから24時間経過したころから
始まります。
そしてメラニン色素が皮膚表面に沈着して黒くなっても、ターンオーバーを正常化したら、
早く元の肌の色に戻す事ができます。
もしもうっかり日焼け対策をしないで外出した時には、72時間以内に正しい皮膚ケアを
行うと黒くなるのを防ぐ事ができます。
メラノサイトが少ない人は皮膚が赤くなりやすいので、炎症を抑えるために冷やして
皮膚のダメージを減らしましょう。