奨学金は、できるだけ繰り上げ返済して早く完済した方が良い?
それとも、繰り上げ返済に安易に手を出すべきではない?
真逆の話を聞くのですが、一体どちらが正しいのでしょうか?
実は、奨学金の繰り上げ返済に向いている人と、向いていない人がいるのです。
奨学金の繰り上げ返済に、向いている人の生活状況についてまとめました。
目次
奨学金の繰り上げ返済のメリットは?繰り上げて得する人とは!?
毎月お金に余裕があり、まとまった貯金があるならば、奨学金をまとめて返済する
ことをおすすめします。
ただし生活費に影響を与えない範囲で、繰り上げ返済の額を決めることが条件です。
繰り上げ返済したことで生活費が苦しくなり、クレジットカードやキャッシングに
手を出さなければならない状況になることは絶対に避けるべきです。
というのは、奨学金の利息はクレジットカードやキャッシングと比べると
驚くほど良心的であるからです。
奨学金の利息は、最大3%と定められており現在の利息は0.1%程度です。
一方で、クレカやキャッシングの利息は14~18%とかなりの高さです。
また貯金は、給料の数ヵ月分くらいは、貯めておいた方が良いですね。
万一働けなくなった時に、自己都合による退社なら3ヶ月間は失業保険が
もらえませんからね。
いざそうなった時に、あの時まとめて返済した分を返してほしい…
と思ってもどうにもなりません。
奨学金の利息は0.1%とかなり低いため、返済期間が長くなったとしても
利息で苦しむということはありません。
貯金がないなら、奨学金の繰り上げ返済にあてるよりも、ある程度貯まるまでは
貯金に回した方が賢いと思います。
以上のことをまとめると、毎月の生活費にゆとりがあり、ある程度の貯金がある
場合は、奨学金の繰り上げ返済をおすすめします。
繰り上げ返済をすれば、返済期間が短くなっていくため気持ちも楽になります。
奨学金の繰り上げ返済方法!申し込み手順と注意点などをご紹介!
奨学金の繰り上げ返済を決めたら申し込みを行います。
方法は3つあります。
①電話②インターネット③郵送・FAX
繰り上げ返済を希望する場合は、自分でいくら返済するのかを決めることができます。
記載方法は2種類あるので、自分に合った方法を選択しましょう。
①○ヵ月分を返済希望
②上限○○万円をまとめて返済希望
生活状況に合わせて、金額を決めることができるので、無理のないように計画を
立てましょう。
繰り上げ返済については、注意点があります。
繰り上げ返済をすれば、後々月々の返済額が減るというわけではなく、返済期間が
短くなります。
まとめ
いかがでしたか?
奨学金の繰り上げ返済の手続きは簡単にできます。
返済期間が短い方が、気持ち的には楽になります。
でもクレジットカードや、キャッシングなどを使わなくても生活できて、
いざという時のために貯金がある状態でないとおすすめできません。
最後までお読みいただきありがとうございました。