東京の人はエスカレーターの乗る時に右側は歩く人、左側は歩かない人に分かれています。
そして関西に行くとこの左右が逆になり、他の地方では左右どちらにもバラバラと歩く人、
歩かない人が適当に乗っています。
エスカレーターのマナーは賛否両論ありますが、通勤時間帯など混雑している時は
左右どちらにいても、歩かないで止まっていると舌打ちして追い越していく人や、
わざと邪魔そうにぶつかっていく人がいます。
これが怖いので歩くようにしていますが、エスカレーターで歩かない人は、マナー違反
なのでしょうか?
目次
エスカレーター歩行禁止の法律があるって本当なの!?
エスカレーターから転落して病院に搬送された人は、東京都内だけでも3年間で
4000人以上いるそうです。
これを受けて各鉄道会社や商業施設が、手すりの使用や歩行禁止を呼び掛けるように
なりました。
エスカレーターでの事故の原因は「転ぶ」「落ちる」が圧倒的に多く、他者との接触が
きっかけで転ぶ人はたくさんいます。
しかし原因は他にもあり、「エスカレーターを歩いていて転んだ」とか「立っている時
バランスを崩して落ちた」という事もあります。
そして上から落ちてきた人を助けようとして、一緒に落ちたと言う人もいました。
このような転倒を防ぐために商業ビルなどでも、「手すりの使用」「歩かない」を
徹底させようとしています。
また、歩行禁止が法律で定められていると言う意見もありすが、調べてみた結果
エスカレーターの構造を定めているだけで「歩行禁止」の法律はありません。
しかし、人口がいくら多いと言っても、3年間で4000人以上もの人が
エスカレーターでの事故で搬送されているのであれば、予防策が必要だと
考えるのは当然です。
転倒してきた人に巻き込まれることもあるので、手すりにつかまっていても
防ぎきれない事故もあります。
エスカレーター片側空けに賛否両論!?結局どっちが正解なの?
エスカレーターは片方に歩かない人、もう片方に急いでいて歩きたい人が乗る事は
当たり前かと思っていましたがそうでもないようです。
大きな荷物を持って、ものすごい勢いでドドっと駆け下りてくる人が、
片側で立っている人に強くぶつかっていく様子を見る事は、珍しくありません。
ぶつかられた経験や、もしくはぶつかった経験も多くの人にあると思います。
急いでいる人にもその人なりの理由があり、
「電車が途中で動かなくなって会社に遅刻しそう」とか、
「エスカレーターのゆっくりと動くペースに合わせているとイライラする」などです。
しかし反対側で立っている人の中にもけがをしている人、高齢でやっと杖で立っている人
足や手が麻痺している人のように、健康な体の人しかいないわけではありません。
歩いたり駆け下りたりする人がいると、その人たちは恐怖を感じます。
以前テレビの情報番組で、エスカレーターの実験をしていました。
片側を歩く人もう片側を歩かない人のパターンと、2列に並んで全員が歩かないで
エスカレーターに乗るのではどちらが短時間で多くの人を運べるのかと言う実験です。
その結果では、2列に並んで全員が歩かない方が、早くたくさん運べるという内容でした。
この結果は、テレビに出演しているコメンテーターによっても、歩くか歩かないかの
意見が賛否両論に分かれてました。
まとめ
エスカレーターのマナーについて考えてみました。
エスカレーターで歩く事は法律違反と言う話がありますが、現在はエスカレーターの
マナーを定める法律はありません。
エスカレーターでバランスを崩して怪我をしたことがある人は、とてもたくさんいます。
その人の不注意もあるかもしれませんが、接触事故だけは減らせるようにしたいものです。