今年の春に、進学のため実家を離れて一人暮らしを始めた妹から、
「眼鏡をやめてコンタクトレンズにいたい」と相談の電話がありました。
大学生になってお化粧をするようになって、メガネが邪魔になって来たそうです。
もちろん私は賛成だと伝えたのですが、コンタクトレンズの取り扱いやゴミの分別が
わからないから教えてほしいとの事でした。
私はめがね屋さんで働いたことがあって、コンタクトレンズも取り扱っていたので
取り扱い方を理解しています。
妹のように、初めてコンタクトレンズを使おうと思っている人は、妹と同じような
疑問を持つかもしれません。
ここで妹の疑問点についても、合わせてご紹介します。
目次
コンタクトは燃えるゴミ!?それとも燃えないゴミ!?
昔のコンタクトレンズは、ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズが
主流でした。
この二つは素材が違いますが、朝目を覚ましたら洗って目に装着して寝る前に外して
洗って保存しておきます。
基本的に視力に変化が出るまで同じ物を使いますが、ハードコンタクトレンズは
薄いガラスのような素材なので、何かの拍子に目から外れて地面に落とすと、
割れる事がよくありました。
最近は、使い捨てコンタクトレンズを使っている人が増え、使い捨てにも
1dayタイプと2weekなどの連続装用タイプがあります。
使い捨てコンタクトレンズの良さは、毎日の洗浄の手間がなくなる事と
清潔さが保てることです。
使い捨てではないコンタクトレンズも、専用の洗浄液で洗いますが、
使い捨てレンズは、滅菌処理されているので洗うよりも清潔です。
妹は使い捨ての1day用コンタクトレンズを使いたいのですが、
ここで最初の疑問です。
「使い捨てコンタクトレンズはプラごみ?それとも燃えるごみに捨ててもいいの?」
確かにコンタクトレンズはプラごみにも見えます。
それにコンタクトレンズの箱や、添付用紙に書いてあるレンズの素材を見ても
何が何だかわかりません。
そこで妹が住んでいる市町村のホームページで、ごみの分別方法を確認しました。
そこの地域では使い捨てコンタクトレンズは「燃えるごみ」に入っています。
東京都内や全国の主要都市を調べてみても、ほとんどの地域が使い捨て
コンタクトレンズを「燃えるごみ」に分けています。
妹の友達には、コンタクトレンズを水道に流す人や、プラスチックと一緒に
捨てている人がいるそうです。
さっそく、燃えるごみだと教えてあげると言っていました。
コンタクト液の捨て方は?普通に流しても良いもの?
使い捨てコンタクトレンズは、1枚ずつ保存液と一緒にパックになっています。
これを毎朝開けて目に装着するのですが、ここで妹の次の質問です。
「コンタクト液は水道に流しても大丈夫?」
何か特殊な薬剤が入っていて、水道に流してはいけないものだったら大変だと
思ったようです。
劇薬などのイメージがあったようですが、目に入れるコンタクトレンズを
そのような強い薬に浸けておくわけがありません。
コンタクトレンズを眼に入れた時にその液が目にしみないよう、涙に近い成分で
作られています。
特別な薬剤でも何でもないので、コンタクトレンズを装着した後に残った
コンタクト液は、水道に流して処理します。
残った使い捨てコンタクトレンズの容器は、液体を流したらプラスチック用品と
一緒に捨てます。
また、別のボトルに入っているコンタクトレンズ溶液も、水に流す事ができます。
カラになった容器は、プラごみとして処分します。
まとめ
初めてのコンタクトレンズでは、わからないことがいっぱいあるかもしれません。
妹は私に相談して疑問が解決したので、眼科で検査を受けてからコントタクトレンズを
使い始めました。
そしてレンズの捨てかたを間違っていた妹の友達も、今はちゃんと「燃えるごみ」で
処分しているそうです。
もしもこのようにコンタクトレンズについて疑問に感じることがあったら、
最初にレンズの付け方を教えてくれる眼科の看護婦さんや、レンズを売っている
お店の店員さんに質問してみましょう。