地震や台風など、災害で避難しなけらばならないことが多くなってきている日本。
特に最近では、自然災害も多く、1年に1回以上はそういった被害があちこちで出ています。
避難時に備えて色々と事前に用意しておきたいですよね。
赤ちゃんがいる家庭では、特に事前準備が必要です。
ですが、大人と違って赤ちゃんグッズは、一体何を用意すればいいのか分からない!
普段、粉ミルクを与えているママにとって不安なのがお湯の確保。
赤ちゃん用の水は、専用の水が売っているので、それを購入しておけばいいですが
「え、お湯ってどうすれば…?」ってなりますよね。
その通り、お湯は事前に用意しておけません。
毎日大きな水筒に、お湯を入れるなんてことも無理!
とはいえ、ガスも電気もない環境になってしまうと、お湯を沸かすことが出来ません。
そんなときに役立つのがモーリアンの『ヒートパック』です!
これは、中に入っている薬剤を投入するだけで、お湯を沸かすことができ、
ペットボトルや缶なども温めることができます。
もちろんレンジもガスも必要ありません!
これがあると大人用にも使えますし、6個入で1,000円程で購入できます。
15パック入りで売っているのもあり、2,000円ちょっとで買えるので、こちらの方が少しお得です。
お湯を使用したい赤ちゃんには、持って来いの商品なので、赤ちゃんに粉ミルクをあげているママは緊急用の荷物をつくる際には、ぜひ持っておいてくださいね。
目次
災害時のミルクの作り方!哺乳瓶の消毒ができない時のお役立ちグッズとは?
粉ミルクをあげるママにとって、もうひとつ心配なのが哺乳瓶の消毒。
清潔な水の確保も難しく、除菌用アルコールがあったとしても、やっぱり煮沸などで
しっかり消毒したいですよね。
消毒が出来ず、避難時に赤ちゃんがお腹を壊してしまうと、脱水症状の心配も考えられます。
そんなときに役立つのは、使い捨て用の哺乳瓶。
商品によって若干違いますが、5個入りで2,000円程度で買えるものもあります。
他にも本体にパックが10枚ついていて、パックを替えて使うものもあります。
コンパクトで軽いため、荷物もかさばらず便利な商品ですよ。
災害時に粉ミルクを水で溶かすって大丈夫なの?
実際、粉ミルクは水で溶かすことができます。
お湯よりは時間がかかりますが、根気よく混ぜればきちんと溶けます。
水で溶かさざるを得ないときは、赤ちゃん用の水で溶かさなければなりませんが、
だいたいどの粉ミルクにも「70℃のお湯で溶かす」と記載されていますよね。
これ、実は粉ミルクが、溶けやすいからという理由だけではないのです。
実は粉ミルクの中には、サルモネラ菌やサカザキ菌という菌が混入している
可能性があるのです。
なんですとぉ?!って思いますよね。
ママにとって聞き捨てならないですよね。
ただし製造過程で混入するのではなく、粉ミルクを開封した際に
混入してしまう場合があるようです。
避難場所での粉ミルクの管理となると、菌の混入率も高くなります。
だから、水よりも熱湯で殺菌してミルクを作った方が安心なんですね。
ちなみにサルモネラ菌やサカザキ菌は、下痢や嘔吐、発熱や食中毒を
引き起こします。
赤ちゃんが脱水症状になるのを防ぐためにも、出来る限りお湯で
ミルクを作りましょう。
ミルクを作る水ですが、間違っても水道水などは使わないようにしてくださいね。
特に被災した地域では下水が壊れ、水道水が汚染されて、泥などが混入
してしまっている危険性もあります。
安全に過ごすためにも、お湯が確保できるものをあらかじめ準備しておくことを
おすすめします。
まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになります。
・ミルク用のお湯にはヒートパックを活用しましょう
・哺乳瓶は消毒不要の使い捨てを買い揃えておきましょう
・水で粉ミルクを作るのは危険!必ずお湯を使用しましょう
自然災害はいつどこで起きるか分かりません。
最近では、南海トラフ地震という大きな地震が起きる可能性も高くなっています。
母乳で育てていないママにとって粉ミルクは必需品。
過酷な環境でも体調を崩さないよう、赤ちゃんのためにきちんと避難用グッズを
揃えておきましょう。