健康診断や献血などで、血を採取する機会は社会人であればあるでしょう。
検査などでの採血も含めると、一生のうちに経験する医療行為の上位に
入ってくるでしょう。
そのため、予期しない反応がでる確率も高まります。
代表的なものに腕がだるくなる、痛みが出るなどです。
長引くと不安になったりもするかと思います。
なぜこのような症状が起こるのか、考えられる原因をご紹介します。
目次
採血後の腕を曲げると痛い!そうなる前に気を付けたい事!
採血後に腕を曲げると痛くなったことはあるでしょうか。
これは筋肉や神経の損傷の可能性があります。
そもそも採血は、筋肉や神経を傷つけてしまう可能性があります。
そのために、採血をする医療従事者は技術の向上をしています。
ですが、血管がみえにくかったり細かったり、
何らかの理由で採血がうまくいかなかったとき
体の中で、内出血などが起こったりして、それが広がると
筋肉や神経を圧迫して痛みがおきます。
通常であれば数日で内出血や損傷した部分が修復されれば痛みが引くはずです。
すこしでもは、こういったリスクを減らすために
自分でできる予防策として、以下のようなものが上げあられます。
採血中は極力腕を動かさない、肘はまっすぐ伸ばす。
これで採血による筋肉や神経の損傷のリスクは下がります。
もし痛みが長引いたり浮腫みが起きたり、
湿疹や熱を持った感じがしたり、手が動かしにくいと感じたら
痛み専門のペインクリニックを受診しても良いかもしれません。
まれに複合性局所疼痛症候群といわれるものに発展することがあるからです。
採血後の腕に力がはいらない!その原因と対策をご紹介!
また、採血後に腕に力が入りにくくなる方もまれにいます。
考えられる原因としては、血を採取するので
一時的に採血した部分の血流が悪くなり違和感が発生している可能性があります。
もしくは一時的な迷走神経反射という反応です。
いずれにしても時間がたてば元に戻るはずですので、
生活に支障をきたすほどの不快感がなければ、様子を見るのも良いかもしれません。
まとめ
人によって、注射や痛みへの耐性はばらばらです。
無意識に体に力が入ってしまったりして
心と体の過緊張を起こしてしまうと、思わぬリスクが発生することがあります。
もともと上記のような症状がある場合は、整形外科的な疾患が考えられますが、
採血後に現れたのであれば、さほど重症化することもないでしょう。
できるだけ肩の力を抜いて、採血後はしっかり圧迫して止血しておけば
内出血による神経や筋肉の圧迫のリスクも下がります。
ご自身でもしっかりと自衛の意識をもって予防に努めましょう。