みなさんは食事中の左手はどうされていますか?
テーブルの下?
お茶碗に添える?
それともお茶碗を持つ?
色々あると思いますが、どれが正しいのでしょうか。
さらに和食と洋食でも左手をどうするか悩んだことはありませんか?
そこで食事中の左手のマナーについてご紹介します。
目次
食事中に左手を添えないのはマナー違反!?どこに置けばいいの?
和食のときは、器を持って食べることが常識です。
しかし、手に持っていい器と手に持ってはいけない器があります。
まず手に持っていい器ですが、お茶碗や小皿、小鉢などです。
逆に手に持ってはいけない器は大皿やお造り皿などです。
この手に持ってはいけない器に盛ってある料理は、小皿に移して食べます。
そして口に運んで食べるときは。小皿を持った状態になるため、
小皿に手を添えるということにはなりません。
さらに添えるといえば、お皿に入っている料理を口に運んで食べるとき
左手を添えて口に運んでいませんか?
口に運ぶとき手を添えることを「手皿」といいます。
これはマナー違反になりますので気をつけてください。
マナー違反にならないと思っている方が多いと思いますが、実は食べ方が
下手だということを言っているのと同じ行為なのです。
さらに、和食のときは、できるだけおしぼりを汚さないことがマナーです。
手皿をして、手を汚してしまったときおしぼりで拭きますよね?
おしぼりで拭かないために、口や手を拭くときは懐紙を使います。
では、左手はどこに置いたらいいのでしょうか?
先程、左手はお茶碗を持つため添えることはないと言いましたが例外があります。
平皿や大きな皿の場合は、持たないため左手をお皿に添えます。
左手を添えないときは、テーブルの上に置きます。
食事中の左手のマナー!和食と洋食での使い分けが必要?
和食と洋食の食事のマナーでは、共通するマナーと異なるマナーがあります。
まず食事をするときのマナーは「アメリカ式」と「大陸式」の二つに分けられます。
アメリカ式のマナーですがナイフを置いてからフォークを右手に持ち替えます。
そのときの左手の位置はテーブルの下です。
大陸式は右手にナイフを持ち、左手にフォークを持ちます。
そのため左手はテーブルの上にあるのです。
日本での洋食は英国のマナーが一般的なため、大陸式のマナーになります。
左手のマナーが国ごとに違うということは分かりましたが、実は和食と洋食では
ほかにも異なるマナーがあります。
どこが異なるのかいくつか紹介させていただきます。
和食の場合、麺類はすすって食べますよね?
しかし、洋食ではできるだけ食べるときに音を立てないのがマナーなのです。
特に、スプーンを使って飲むスープは音を立てないように気をつけてください。
和食では使った割り箸は箸袋にしまい、端っこを少し折りますよね。
端っこを折る理由は『使いました』という意味です。
洋食の場合、使ったナプキンはきれいにたたまないことがマナーです。
日本ではビールを注いでもらう場合、グラスを持ち上げて注いでもらいますよね。
洋食の場合、ワインを注いでもらうときはワイングラスをテーブルに置いたまま
注いでもらうのがマナーです。
このように和食と洋食ではマナーが異なります。
もちろん共通のマナーもありますが、和食と洋食のマナーの違いを理解して
おきましょう。
まとめ
食事中の左手の位置ですが、かしこまった席で気にせずに左手を添えたり、
手皿をしたりしているかもしれません。
日常生活での食事でも左手の位置には気をつけるようにしましょう。
一緒に食事をする人にあれ?と思われるかもしれません。
相手を不快にさせないためのマナーですので、正しいマナーを
身につけましょう。