飲み終えた牛乳の三角パックを投げあって、先生に怒られた記憶が
なんとなくあります。
三角の形は子供の両手にしっかりおさまるので持ちやすく
飲みやすかったですね。
給食当番の時も牛乳の三角パックは運びやすいです。
私は学校の給食で瓶牛乳を飲んだことがありません。
給食は、瓶牛乳だったという人から話を聞くと運ぶのが重くて
給食当番は大変だったそうです。
落としたら割れるので危険です。
【持ちやすい・飲みやすい・割れる危険がない】
これこそが牛乳の三角パックのメリットです。
もちろんパックの製造会社にもメリットがありました。
同じ200mlの牛乳をいれる容器を作る場合、四角形よりも
三角形の方が材料が少なくてすみます。
つまり三角形にすることで経費をおさえることが出来るのです。
そのようなメリットがたくさんあることから1980年前後に三角形のパックが
急速に学校給食に広がりました。
でもその人気は10年ほどで衰え四角形のパックが主流になりました。
牛乳の三角パックがなくなった理由が気になりますね~
何かトラブルが起きたのでしょうか?
目次
牛乳の三角パックはなぜなくなったの?
例えば、トレーに四角形をびっしり詰めると動かないですよね。
安定して運ぶことができます。
ところが、三角形だとゴロゴロ動いてしまいます。
この安定感のなさこそが牛乳の三角パックの致命傷になりました。
学校に届くまでに車内で揺られるため破損が多かったそうです。
どんなに使う紙の量が少なく経費削減できたとしても、
破損の量が多ければもうけはありませんからね。
業者にとって三角パックは管理がしづらかったため
三角パックの人気は急速に衰えていきました。
子供達には三角パックが好評だったので残念です。
誰かが三角パックを安定して運べるケースを発明していれば
今も三角パックが主流だったはず!と思います。
牛乳の三角パックの給食派だった派?瓶だった派?どっちが最近?
給食の牛乳の容器の歴史について簡単にまとめておきますね。
1960年前後〜 瓶牛乳
1980年前後〜 三角形のパック
1990年前後〜 四角形のパック
よく大人が小学生時代の給食の牛乳は紙だった〜?瓶だった〜?と
盛り上がっていますね。
瓶か紙かで年代が分かる〜なんて話も聞きます。
でも全国47都道府県別に調べると現在も少数派ではありますが瓶牛乳を
採用している都道府県があります。
平成23年度のデータによると紙パックを採用している都道府県が
75%近く、瓶を採用している都道府県が25%近くとなっています。
長野県は94%の学校が瓶牛乳です。
次いで山口県と香川県の90%近くの学校が瓶牛乳を採用しています。
瓶牛乳は回収率が非常に高いためコスト削減やゴミ問題を理由に瓶を
採用するそうです。
紙パックもリサイクルは出来ますが手間を考えると瓶の方が
リサイクルにかかるコストが少ないですからね。
まとめ
いかがでしたか?
年代だけではなく都道府県によっても給食の牛乳の容器は変わるんですね。
別名テトラパックの相性で親しまれた三角パックが懐かしくなりました♪
最後までお読みいただきありがとうございました。