大人になってから突然喘息を発症する人が急増中。
その原因とは?
喘息は子供の時に発症するもので大人になれば治る・・・
花粉症の人は喘息にはならない・・・
このような誤った知識のために、自分が喘息を発症していることに気づかず、
気づいた時にはかなり重症化しているのです。
大人喘息に気づく方法、発作が出た時に自分でできる処置法、
喘息を出にくくする方法についてご紹介します。
目次
喘息予備軍とアレルギー体質の密接な関係・・・あなたは大丈夫?
喘息は子供がかかるイメージが強いのですが、成人してから突然喘息を発症する人が
増えています。
喘息はアレルギー性の喘息と、アレルギーとは関係のない喘息に
大きく分けることができます。
アレルギー性の場合は持って生まれた体質が関係しています。
例えばダニや犬の毛にアレルギーがあれば、それがきっかけとなり
喘息が起きてしまいます。
一方でストレスや天気、薬など体質とは関係なしに喘息の原因となる
ものもあります。
小児喘息と大人喘息の原因に違いはなく、主な原因は
アレルギー・煙草の煙・激しい運動・天気・ストレス・薬・遺伝・風邪などです。
ここで注目して欲しいのがストレスです。
精神的なものが喘息を起こしてしまうほどのパワーを持っているのです。
社会に出るとストレスがどんどん溜まっていきますから、
現代は、誰が喘息にかかってもおかしくない時代だと言えます。
女子レスリングの吉田沙保里選手も一時期体調を壊していたの
ですが、その理由は過労が原因の喘息とのことでした。
喘息予備軍その違いと対策とは!?
小児喘息と大人喘息の原因は、ほぼ同じなのですが症状には違いが見られることが
あります。
子供の喘息は、ゼイゼイ、ヒューヒューという音、喘鳴(ぜんめい)も
診断の決め手となるのですが、大人喘息の場合は、喘鳴がないことが
あるため見過ごしてしまう人が多いのです。
咳がよく出る風邪くらいに捉える人が多いようです。
無理もないです。
大人になってから、突然喘息になるとは想像しませんから。
昼間はおさまっているのに、夜中から朝にかけ咳や息苦しさなどの症状が
続く場合には、大人喘息を疑い呼吸器内科を早目に受診してください。
医師から処方された薬をきちんと飲むことが、症状を悪化させないために、
1番大切なことです。
病院では、発作が出た時に症状を抑える薬と、発作そのものが起きないように
予防する薬が処方されます。
普段から薬をしっかりと飲み、掃除や空調を整え激しい運動は避けるなど、
発作が起きにくくなるよう、環境作りもしっかり行うようにしてくださいね。
その他、気管に刺激のある飲食も控えた方が良いです。
(激辛・熱すぎるあるいは冷たすぎる飲食)
まとめ
いかがでしたか?
大人になってから急に始まる大人喘息。
年代としては、40歳~50歳に発症する人が多いのですが、
若いからといってまだ大丈夫ということにはなりません。
まだ発症していない人も、普段から食生活や掃除などを
しっかりして大人喘息を予防しましょう。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。