奈良国立博物館は、奈良公園の中に位置する仏教美術を中心に展示する博物館です。
また、博物館として展示をするだけにとどまらず、仏教美術の研究や修理復元、
また大学などと共同で教育研究などにも携わっています。
目次
奈良国立博物館のアクセス
場所:奈良国立博物館(奈良県奈良市登大路町50番地)新館
特別陳列 おん祭と春日信仰の美術の開催期間
2018年12月11日(火)〜2019年1月20日(日)
休館日:月曜日
(但し、時期により開館してる場合もあります)
特別陳列 おん祭と春日信仰の美術の料金
・大人520円
・大学生260円(70歳以上は無料)
特別陳列 おん祭と春日信仰の美術の見どころ
奈良国立博物館は新館となら仏像館、青銅器館から成ります。
なら仏像館では常時100体近い仏像を展示し、国宝なども
見ることができます。
青銅器館では、殷時代を中心に中国古代に作られた青銅器を
見ることができます。
新館では時節に応じた展覧会を開催しております。
この展覧会は、奈良国立博物館の新館でほぼ毎年開催されているものです。
内容は春日大社の若宮で平安時代から途切れることなく催されている
「春日若宮おん祭」という祭事について紹介しています。
見どころは、春日若宮おん祭(毎年12月17日)の時期に合わせて
開催しているため、春日信仰に関する絵画や書跡、工芸品など数多くの
美術品が展示されます。
全国的にも、これほど続いている祭は珍しく、それを扱った展覧会を
見ることができるのは、奈良国立博物館の、この展覧会だけです。
また、2018年12月26日(水)からは、「新たに修理された文化財」
と題して、その年に新たに修理が完了した文化財を見ることのできる展覧会も
同時に開催しています。
こちらは仏教美術に関する文化財修理の最前線に立つ奈良国立博物館
だからこそ可能な展示だと思われます。
修理方法や修理工程などの内容をパネルで紹介していくため、
展示品がどういったものか、というだけにとどまらず、文化財修理が
どのようなものなのかも知るいい機会になります。
同時に開催しているものは観覧料金1回分で全てみることができるので、
12月26日以降に観覧するのをオススメします。