この「おけら火」祭りは、京都八坂神社の、12月31日に行われるイベントです。
八坂神社では、おけらという火縄を賽銭で買い、下のような「火のお渡しところ」から
いただいた火種をもとに、当時はお米を炊いたら、良い年を越せるという
言い伝えでした。
紅白が終わった頃から出かける人が一番多いので、この時間帯から
お出かけになる場合は身動きが取れないなど、大変な事になるかもしれません!
また、23時からは、川端~東大路の四条通りが歩行者天国になってますが、
かなりの人出となっています。
目次
おけら詣りの思い出
おけら火詣りは、19時半からやっているので、出来るだけ早めに行かれると
いいですよ。
夜の22時ころから出かけ、「年越しの鐘」が清水寺から聞こえてきます。
この時間でも結構人出は多かったです。
夜通しで行われ、二年詣の方も多いです。
このおけら火をもらって、自宅までの約6キロの道のりを徒歩で帰りました。
まさか、おけら火を持ったまま電車に乗ることはできませんから。
夜店も多く、初詣客も多かったので、たいへんな賑わいでした。
また一年のラストを「京都」で迎えられて、とても良い思い出となっています。
冷えた体をお風呂で温め、おけら火は、当時は炊飯が点火式でしたので、
このたね火をもとに、新年のお米をいただきました。
このおけら火をいただいて、網のようになっているおけら火を、
くるくる回しながら家に帰るのですが、これが結構人気行事でした。
ゆく年くる年を、今ではスマホで見ながら、帰られる方も多いのでは
ないでしょうか。
種火をもとに、お米を炊いたり、当時はお風呂も火で沸かせることも可能で
したので、いろんな使い方があったと思います。
このおけら火をライテイングにして、近くの神社仏閣を巡ったり、
初詣をすることが京都では可能です。
いろんなところでも、二年詣でをすることができますが、このおけら火は
八坂神社でいただくものですから、おうちに帰って、何かの家事に役立てるのが
大事かと思います。
何かのアイデアで、このおけら火を保存させておくツールは現在ならあると
思います。
地方の方でも、この「火を保存庫にしまって」おいて、家に持って帰ることが
できる時代です。
こういう楽しみ方でも、良いのではないかと思います。
しかし、他人に迷惑をかけないようにすることは大事です。
この最低限のマナー/エチケットを守れば、京都の初詣では、もっと楽しくなると
思います。
おおみそかの京都では、宿泊が大変かもしれませんが、子供のとき、
親につれていってもらったのが、とてもいい思い出になっています。