スポンジケーキって難しいイメージがあると思います。
私も以前はそう思っていて、ケーキはお店で買うのが一番と思っていました。
ですが、子供が生まれ、子供がイチゴが大好きなので、お店のケーキよりも
もっともっとイチゴたくさんのショートケーキを、誕生日に作ってあげたくて
初めて挑戦した時は、きめの粗いパサパサしたスポンジケーキになってしまいました。
試行錯誤を重ねた結果、シフォンケーキのレシピを取り入れた作り方にしたら解決しました。
お菓子作りは、リッチな風味が大事だと思い込んでいました。
なので、スポンジの材料に、バターをたっぷりと使う「ジェノワーズの作り方」に
していました。
そうすると、どうしてもバターを使うとパサつく気がします。
やはり、バターは冷えると固まる性質があるので、焼いて冷やすとスポンジも、
全体的に硬くなってしまうんです。
なので、リッチさはデコレーションに使う生クリームでコクを出すようにして、
スポンジには、サラダ油を使うようにしたところ、とてもきめの細かいふんわり
しっとりしたスポンジケーキが焼けるようになりました。
それと大事なのは、メレンゲをしっかり10分立てにしたあと、気泡の大きさを
整えるために泡立て器の速さを低速にして1分ほど丁寧に混ぜることです。
これをすることで気泡が細かくなり、焼いた時に高さにムラが出たり、
パサつきの原因となる空洞がなくなり、とてもしっとりきめ細やかなスポンジに
焼きあがります。
目次
スポンジケーキ 別立て コツ!ふわふわにするには泡立てが大事!
スポンジケーキをふわふわに作るコツは、卵の泡立てが大事です。
全卵と砂糖を一緒に泡立てる方法と、卵黄に砂糖、卵白を泡立てた後、砂糖を入れて
メレンゲにしてから混ぜ合わせる、別立てという方法があります。
どちらも、きめ細かい泡が出来るまで泡立てましょう。
◆卵の共立てのコツ
共立てならば、ボールに卵を入れてほぐし、砂糖を入れてから湯せんで人肌に
あたためて取り出してから、もったりするまで泡立てます。
字が書けるとか、積もるとかいう表現を使います。
そこへ薄力粉をふるいながら、少しずつ入れて、切るように粘りが出ないように混ぜて、
溶かしバターを40℃くらいに温めて少しずつ入れていきます。
つやが出るまで混ぜて、紙を敷いた型に流し入れて、すぐにオーブンに入れて焼きます。
時間は25分から30分で、真ん中に串をさしてなにも付いてこなければ、
ケーキをオーブンから出して型から出し、網の上で布巾をかけて冷まします。
◆卵の別立てのコツ
別立ての場合は、卵白を泡立て、分量の半分の砂糖を入れてさらに角が立つまで
泡立ててメレンゲを作ります。
そして卵黄に分量の半分の砂糖を入れて、白っぽくなるまで泡立てたら、
薄力粉をふるいながら少しずつ混ぜて、メレンゲを少しずつ混ぜていきます。
溶かしバターを少しずつ加えて、生地につやが出るまで切るようにしながら、
粘りが出ないように混ぜて、型に流してオーブンで焼きます。
これでふんわり焼き上がるはずです。
スポンジケーキのダマの原因とダマが出来ないようにするには!?
まず、使う材料は作り始める前に冷蔵庫から出しておき、常温に戻してあげます。
これは、常温に戻し、それぞれの材料の温度を一緒にしてあげることで、
混ざりやすくなるためです。
材料の卵ですが、泡立て過ぎても、泡立て不足でも膨らまない原因になってしまいます。
また、先程と同じく、冷たいままなのも原因のひとつになってきます。
そして、ダマになってしまうのをさけるには、小麦粉をふるってあげるといいです。
これは、ふるわずに直接だと、すでにダマになっているため、そこからきれいに
混ぜるのはなかなか難しいからです。
また、卵にふるい入れた小麦粉をよく混ぜないと、これもダマの原因になります。
混ぜ過ぎも生地がダレてしまいますが、ダマが無い程度に、しっかり混ぜてあげると
いいです。
また、生地を混ぜるときは、ゴムベラで混ぜるのと同時に、逆の手でボールを回して
混ぜてください。
ふちについた生地もヘラでよくとります。
生地に空気を入れるイメージで、大きくおりたたむように混ぜると、ふわふわに
仕上がります。
ケーキに限らず、お菓子作りは計量をしっかりしないと、失敗の原因になります。
普通の料理では目立たないところが、お菓子はとても繊細なため、誤差が生じます。
また、使う調理器具も、水気をしっかり拭き取ってあげてください。
ボールや泡立て器、ヘラなどの器具を油気や水気がないように、しっかり洗って
ふき取っておくこと。
これは、器具についた水が、生地などを泡立てる際に入り込み、うまく泡立たなくなる
からです。
ケーキの型に紙を敷いて、オーブンを170度に温めておくことも大切です。
慣れることが一番ですが、コツさえ知っていれば、美味しいケーキになりますよ。
スポンジケーキきめが粗い原因とふんわりさせる3つのコツ!
ふわふわであま〜いスポンジケーキを想像して、わくわくしながら焼き上がりを
待っていると…あれ?
なんだなケーキがぺっしゃんこ。
とりあえず切ってみると、なんだかきめが粗く美しくない。
味はどうかと食べてみたらボソボソと食感が悪い。
せっかくケーキを作ったのに、こんなことになっては残念ですよね。
スポンジケーキには共立てや別立てなど様々なレシピがありますが、大事なことは
共通しています。
それさえ押さえれば上手なスポンジケーキを焼くハードルはぐっと下がるもの。
◆スポンジケーキをふんわりさせる3つのコツ
まずは、正確な計量です。
スポンジケーキをふんわり焼き上げるには、材料をきっちり計ること。
これはケーキ作りだけでなくお菓子作り全般に当てはまること。
製菓は料理よりもうんと科学的なものです。
ちょっとくらいと思わずに1gまで正確に計りましょう。
次に大切なのは冷蔵庫から出したての卵は使わないということ。
特に共立てタイプの場合は、湯煎で温めながら泡立てるレシピもありますよね。
卵のふんわり感と焼き上がりのふわふわ感は共通したもの。
冷えた卵を使うという特別な指示がない限り、卵はあらかじめ冷蔵庫から出して
おきましょう。
最後のコツはぐるぐると混ぜすぎないこと。
粉を入れたらボウルを回しながらゴムベラで生地を上から下へと返すように混ぜていきます。
薄力粉は振るっておき、振るいながら少しずつ入れること。
決してぐるぐるとこねるように混ぜないこと。
ぐるぐる混ぜるとグルテンが出て重いスポンジになってしまうんです。
この3つを守って、おいしいケーキを作ってくださいね。