夏といえばお盆。
お盆休みに帰省する方の中には、初めて嫁ぎ先へ帰省する方もいるのではないでしょうか。
お盆のお供え物は、地域や宗派だけでなく家庭によってこだわりが出るため、
嫁ぎ先のお盆ではどうしているんだろう、間違って小言を言われたらどうしよう…
と気を使いますよね。
そこで、お盆でお供えする物の意味についてご紹介します。
目次
お盆のお供え物ランキング!人気のお供え物をご紹介!
お盆とは、一年に一度、あの世から御先祖様を家にお迎えし、供養をする期間です。
お盆を行う時期は7月15日前後、8月15日、旧暦7月15日など地域によって異なります。
お供えする物は、地域や家庭ごとに特色がありますが、どれも御先祖様への
感謝や弔意を伝える意味があります。
人気のあるお供え物は以下になります。
◆日持ちする食べ物・飲み物
お菓子・果物・缶詰・清涼飲料・アルコール飲料をはじめ、故人の好きだった食べ物を
お供えすることが多いです。
供えた後は遺族で分けあうこともありますので、個包装で夏場でも日持ちするものを
選ぶと良いでしょう。
◆お線香、ろうそくなどの消耗品
お線香やろうそくといった消耗品は、日持ちを気にすることがないため、お供え物の
定番です。
しかし、そのために使い切れずに溜まってしまう、ということも起こりがちです。
また香りにこだわりがあったり、煙を嫌って使わない家もあり注意が必要です。
◆仏花
菊のほかに、みそはぎの花を供えることもあります。
他にもリンドウ、キンセンカ、カーネーションなどが使用されますが、
弔意にふさわしい淡い色合いの花を選ぶと良いでしょう。
故人の好きだった花を供えることもあります。
亡くなってから初めての新盆(初盆)では、特に丁寧な法要を行うため、
白い花のみを使用することが多いです。
お盆のお供えマナーとは?絶対にNGなお供え物とその解説!
お供え物の種類は、厳しく制限されているわけではありません。
しかし、お正月に並ぶ大切な行事ですので、タブーとされるお供え物の知識は
持っておきましょう。
◆祝いの品は避ける
めでたい時や祝いの品に用いられるような品(昆布、かつお節)は避けた方が良いでしょう。
御先祖様へ感謝と弔いの気持ちを表す行事ですから、こういったものはふさわしく
ありません。
◆生もの
魚介類や肉類などの生ものは、仏教では食べることか禁じられているため
お供えしてはいけません。
お盆にお供えするお膳は基本的に精進料理とし、穀物・野菜・豆類・海藻類などを
使用します。
生ものはすぐに傷んでしまいますので、そのようなものをお供えするのは
気持ちの面からも適していませんよね。
◆派手な包装紙
お供え物の包装紙も派手な色・柄は避けましょう。
のし紙をつける時などは、あらかじめお盆のお供え物であることを伝えると、
控えめな色の包装紙に白黒結びきり(関西では黄色と白の場合も)の水引を
のしがけしてくれます。
まとめ
ここまで、一般的に知っておきたいお盆のお供え物についてまとめてみました。
ほかにも、地域や宗派ごとによって、色んなマナーが存在しますので、早いうちから
知っておいて損はないでしょう。
お供え物の意味は、どれも御先祖様に感謝し、弔意を表現するためのものです。
その気持ちを忘れずに、嫁ぎ先での初めてのお盆も過ごしていきたいですね。